あらすじキミが頭を下げるなら面倒を見てあげてもいい――そういわんばかりの傲慢な態度。冷ややかな瞳に思いつく限りの罵詈雑言。こんなに容姿の整った大人の男性なのに、なんて性格が悪いんだろう。――千鶴には数年付き合ってきた彼がいる、いや、いた。自分よりずっと若い娘と浮気されていたなんて気付きもしなかった、それが悔しい。建築士として目標は高く、でも実績が伴わない。そういうイライラが募っている時に限って満員電車で最悪の事態に!!ワザとじゃないのに、そこまで言わなくたっていいでしょ?なんなのこの人。ひどい言われよう、でもこれが運命的な出会いだなんて、まだ二人とも知らなくて。このねじれた愛は……どこに向かう?