母の野望と覚悟。歴史には残らない女の戦!
姉・伊都と甥・龍王丸らを連れて帰京した新九郎。
京で龍王の家督承認を目指し奔走するが、進展は無し。
そんな中、凶作が続く領地・荏原へと家族の反対を押し切り戻った新九郎は、困り果てた家臣達から、領地を東西で分ける、因縁の仲である伯父・盛景と話し合って欲しいと頼まれて!?
母となった初恋の人・つるとの再会。
そして彼女の息子との対面は新九郎の胸をざわめかせる。
つるの野望に伊都の覚悟。
歴史には残らない、乱世を生き抜く女の、妻の、そして母の戦がそこにはあった---