あらすじ「君が僕を愛してくれたこと、それが何よりの奇跡だったんだ――。」突然姿を消してしまったアリー課長を追って、彼の祖国・カルカダーミル国にやってきた花菜子。ようやく再会できたアリーと、『契りの間』と呼ばれる王族の部屋で昼も夜も愛を確かめ合うが、アリーやジャミール王子の祖国を愛する心を知り、複雑な気持ちになってしまう。そんな花菜子にアリーが語る、『奇跡』の話。彼が花菜子に伝えたかった、たったひとつの想いとは……? 石油王を巡る大スケールの恋物語、堂々完結!