【人生で一番うまかった、部活後のハムカツ。】
学校、体育館、通学路の商店街、それが世界の全てだった。“食”を通じて友情や恋を繋ぐ運動部男子たちのまばゆい日々。男子高校生×ごはん。笑いと涙の青春オムニバス・ストーリー。
“思春期のハイライトには、いつも「ごはん」があった。”
インターハイ前に怪我をしてしまった男子柔道部主将の仙道(せんどう)。部員に心配かけさせまいと明るく振る舞い、大会に出られない代わりに部員のサポートに励む。しかし副主将・羽純(はずみ)の責任感の感じられない飄々とした態度に、徐々に苛立ちが募り…。
タイム不振に悩むたった一人の競歩部員、親友に恋人ができてしまった事が不満なサッカー部員、クールで完璧なテニス部部長と気弱な後輩…。
読めば高校時代が鮮やかに蘇る、一生懸命な部活男子たちの“食”群像劇!