既刊(1-19巻)

インゴシマ (17)

3.8
5
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啓太たちが乗っていた客船フリージアの船体の「半分」が太平洋上で発見された。ようやく飛び込んできた一報を受けて、吉ノ宮高校では緊急の記者会見が開かれる。だが、校長・宇野沢が伝える情報は、生徒たちの家族を失望させるものだった。発見された船体の中に乗員や乗客の姿は認められず、彼らの安否は依然として分からないままだという。要領を得ない説明に対して、一人の女性記者が宇野沢に噛み付く。彼女は自らを「伊吹七瀬」と名乗った──一方、チオモの奪還を至上命令としたシンジの手勢が迫るマオモの庵で、啓太はその人質・チオモを用いた島からの脱出プランを説いていた。「王の母」はガモウに対する絶対的な切り札になると話す啓太だったが、そのプランはマイルによって即座に否定される。ガモウに対する「交渉」は「宣戦布告」と見なされる、皆殺しにされて終わりだ…そう怒るマイルに、啓太はひとつの策があると切り出す。揺れ動きながら交錯する復数の目線が偶然の連続の中で一致するその一瞬にこそ真実はあるのか──傑出した一つが全ての目線を断絶させた後に立ち現れる水平な世界をこそ真実と名付けるべきなのか。生きるための熱の軌跡が螺旋状に絡み合う、トライバル・サバイバル・ストーリー!
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インゴシマの作品情報

あらすじ

啓太たちが乗っていた客船フリージアの船体の「半分」が太平洋上で発見された。ようやく飛び込んできた一報を受けて、吉ノ宮高校では緊急の記者会見が開かれる。だが、校長・宇野沢が伝える情報は、生徒たちの家族を失望させるものだった。発見された船体の中に乗員や乗客の姿は認められず、彼らの安否は依然として分からないままだという。要領を得ない説明に対して、一人の女性記者が宇野沢に噛み付く。彼女は自らを「伊吹七瀬」と名乗った──一方、チオモの奪還を至上命令としたシンジの手勢が迫るマオモの庵で、啓太はその人質・チオモを用いた島からの脱出プランを説いていた。「王の母」はガモウに対する絶対的な切り札になると話す啓太だったが、そのプランはマイルによって即座に否定される。ガモウに対する「交渉」は「宣戦布告」と見なされる、皆殺しにされて終わりだ…そう怒るマイルに、啓太はひとつの策があると切り出す。揺れ動きながら交錯する復数の目線が偶然の連続の中で一致するその一瞬にこそ真実はあるのか──傑出した一つが全ての目線を断絶させた後に立ち現れる水平な世界をこそ真実と名付けるべきなのか。生きるための熱の軌跡が螺旋状に絡み合う、トライバル・サバイバル・ストーリー!

インゴシマのレビュー

  • avatar
    モモさん
    4.0

    ストーリー的には

    よくある遭難系スリルサスペンスです。
    ただし、エロ要素は多め。
    楽しみにしてた修学旅行の途中、嵐に襲われて船が難破。
    海に身を投げ出され、辿り着いた島はとんでもない島だった。
    常人離れをしたインゴノコと呼ばれる、島人達の王の嫁にされたヒロインを救うべくして、あの手この手を尽くすストーリー展開は、意外と読み応えあります!
    2020/08/10
  • avatar
    バナナさん
    2.0
    怖っ
    2020/01/10
  • avatar
    ブドウさん
    5.0
    よくある遭難サスペンスですが、ややエロみが強いです。
    2019/10/14
  • avatar
    モモさん
    3.0

    ドン引き

    ただただ気持ち悪い…
    2018/12/17