オメグミの奪い合いに勝ち残ったガモウ腹心の「カンシ」たち。報酬として自らのヨメゴに迎えるべき女を指名することが許され、入札による「縁組」が進んでいく。囚われの身としてオメグミの立場に陥ったアキラを迷わず指名するアレックス。同じくアキラを指名した巨漢・ナーグォとの「競<セリ>」が始まる――一方、若林の小屋を出ることに成功した加奈と茜は、改めて島からの脱出のために動き始める。船が漂着した砂浜へ向かおうとする二人の前に現れたのは、梨帆を犯そうとしたところを高崎に咎められ消息を断っていた委員長・甲斐谷だった――肉体に宿す力こそが希望へと繋がる狭き門扉をこじ開ける最初の鍵となるのか――底の見えない絶望の断崖を飛び越える際に湧き起こるそれを漲らせることこそが肉体に与えられるべき最後の役回りなのか。肌を走る予感が未来を紡いでいく、トライバル・サバイバル・ストーリー!