夜が終わるまで

全巻(1巻 完結)

夜が終わるまで

出版社:
4.8
6
堅物検事、失踪した弁護士、生き写しのその弟。俺は夜毎、お前に抱かれる夢を見る。なあお前は死んだのか――? 検事の日浦(ひうら)は、男に抱かれる夢を繰り返し見ていた。その男は、司法研修所の同期だった弁護士の影山(かげやま)。影山は、堅物の日浦にも何かと声をかけてくる気さくで明るい男で、それゆえ日浦にとっては数少ない友人の一人であった。そしてそんな影山は、日浦の担当事件の被害者となったのだ――。暴力事件に巻き込まれた後、消息を絶った影山。遺体はあがらず、日浦は望みを捨てきれないまま、事件を追い続けていた。そんなある日、目を疑うほどに瓜二つの影山の弟・直人(なおと)が現れる。抱かれる夢は夜毎に現実味を増し、まるで幻影のような弟・直人との接触によって、日浦はいよいよ混乱を来していくのだが―――。この夜が終わるとき、二人の想いに涙する。物語のその後を描いた、描き下ろし10P収録。
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あらすじ

堅物検事、失踪した弁護士、生き写しのその弟。俺は夜毎、お前に抱かれる夢を見る。なあお前は死んだのか――? 検事の日浦(ひうら)は、男に抱かれる夢を繰り返し見ていた。その男は、司法研修所の同期だった弁護士の影山(かげやま)。影山は、堅物の日浦にも何かと声をかけてくる気さくで明るい男で、それゆえ日浦にとっては数少ない友人の一人であった。そしてそんな影山は、日浦の担当事件の被害者となったのだ――。暴力事件に巻き込まれた後、消息を絶った影山。遺体はあがらず、日浦は望みを捨てきれないまま、事件を追い続けていた。そんなある日、目を疑うほどに瓜二つの影山の弟・直人(なおと)が現れる。抱かれる夢は夜毎に現実味を増し、まるで幻影のような弟・直人との接触によって、日浦はいよいよ混乱を来していくのだが―――。この夜が終わるとき、二人の想いに涙する。物語のその後を描いた、描き下ろし10P収録。

夜が終わるまでのレビュー

  • リンゴさん
    5.0

    ラスト近くまでサスペンス風が続く・・・

    昏い夜が終わって良かった。
    無くしそうになってヒトは初めて大切な物に気づくのかもしれない。
    気がつくまでにイイ大人になってしまったけれど、気づかないで終わってしまうよりはずっと良かったんだろう。多分。二人にとっても。
    2023/10/23
  • cocoa
    4.0
    グッとくる所もあるしサスペンスばりにドキドキもして良い話だと思う。
    ただ、色々??が残る部分もあって(生き霊?私が理解できないだけ?)もう少しだけ説明欲しいわーw
    ハッピーエンドだからまぁいいか・・・どうせならハッピーエンドの先ももう少し欲しいわーwww

    少しづつ足りない分★マイナスかな。
    2021/12/10
  • オリーブさん
    5.0
    この方の作品は人間臭さと男臭さが混じり合い引き込まれます。絵は好きじゃないんですがww
    2021/05/08
  • がちゃ
    5.0

    食わず嫌いは勿体ない!

    すごく不思議な雰囲気が漂う作品

    最初は絵が苦手かな?とも思ったのですが、そのストーリー展開にのめりこんじゃいました!

    これは、最後まで一気に読んで欲しい
    きっと心に何かが残る内容です☆
    2019/05/04
  • バナナさん
    5.0
    思い切って読んでみて。後味最高だから。
    2019/03/17