あらすじ単独首位で太平洋マスターズの最終日を迎え、かつて経験したことのない重圧を感じていた遼だったが、応援に駆けつけた両親と姉、地元商店街の人たちの顔を見てスッと肩の力が抜けた。ヨーロッパ賞金王のウエストウッドを向こうにまわし一歩も引けをとらない遼のプレーは、自信満々のウエストウッドを本気にさせた。3ホールを残し、宿敵・飯干五郎を加えた三つ巴の戦い。ところがウエストウッドに1打リードされた16番ホールで、遼はティショットを右の林に打ち込み、絶体絶命のピンチに……。