電子書籍で復刊! 「機動戦士ガンダム」の安彦良和氏が描く、暴君ネロの激動の人生邪魔者を次々と手にかけていく残酷なネロであったが、次第に心を病み夜な夜なうなされるようになっていた。現実から逃げるように芸術活動にふけり、政治の現場からは離れていく。一方ネロお抱えの剣闘士・レムスは、ネロの愛人・アクテの導きにより、当時ローマで広まりつつあったキリスト教に出会う。しかしネロはキリスト教を快く思っておらず、ローマの大火事を理由にキリスト教徒を迫害。罪の無い者が磔にされ、無残に殺されていく……地獄の光景を目の当たりにしたレムスがとった行動とは。ネロ30年の生涯、その末期に関する異説を取り入れて描いた感動の完結編!