あらすじ「お客さんのココ、凄く大きくて…素直だね」長崎で二百年の歴史を誇る陰間茶屋・月光亭。男娼の葵はあと一年で年季明けを迎えるが、心配事が――それは病気がちの弟。葵が男娼になったのも弟の薬代を稼ぐためだった。金に執着が激しい葵はいつしか月光亭で有名な“つれなくも美しい男娼”に。ある日上客が連れてきた西洋人の貿易商ロバート・スミスに買われることに。しかしスミスは葵が男であることを知り、「汚らわしい」と吐き捨てるのだった。腹を立てる葵だったが…!?