あらすじ幼稚園に勤める百子は夜道で何者かに、妙な液体をかけられた。最近、類似の通り魔事件が起きているそうだ。幼稚園では問題児の川辺チカラが、また子供たちをいじめている。チカラは不気味な風貌をし、あちこち破りまくるという乱暴な言動で、百子たちも手を焼いていた。チカラを迎えに来た美しい叔母、そして家で待っていた母親もとても美しいのだが、どこか奇妙だ。家の中の壁紙はびりびりに破れている。何か変だ、この家は……。―――意表を突く展開に読者はついてこれるか?