あらすじ裕太郎と遊びたい栗子は、自分になついていた直哉が次第にうとましくなり、意地悪をしはじめる。しかし泣きながらも離れようとしない直哉の様子を見ているうちに、栗子の中には邪悪な悦びが芽生えていき……。悲劇の果てに待ち受ける哀しみと狂気、それが最終ページで圧倒的な恐怖へと変化するサイコスリラーの傑作。