あらすじ「兄さん寄っていってよォ!」 今日も女たちの媚びた声が響く――。女は血縁だろうが手ひどく犯され馬車馬のように働かされる村から逃げ出した少女松子と竹乃がいきついた先は、なんと売春が黙認された私娼街“玉の井”だった! 村でただ働きするより、お金をもらって体を売ったほうがマシだと開き直るふたり。時代の流れに翻弄されながらも強く生きる娼婦たちのゆく末は――!? ※この作品は『ダークネスな女たち Vol.4』に収録されています。重複購入にご注意ください。
モモさん通報5.0戦前〜戦後の日本で本当にあったであろう物語夜の女いわゆる赤線があった時代、貧しい農家の娘、松子と竹乃は赤線で身を売りながらも戦前、戦後を逞しく生きる。貧しいながらも笑いや人の情けありで、心温まるシーンもあるが、後半は衝撃のシーンもあります。。戦争とは人の生活や人生を無残に奪ってしまう。令和の平和な時代を生きる私には、本当にあった事とは思えない、ラストまで一気に読んでしまいました。2021/03/03いいね