★☆★☆★☆★☆★☆清和源氏の流れをくむ足利高氏(尊氏)は天下取りに照準を合わせ、幕府打倒で挙兵する。鎌倉幕府滅亡後、後醍醐天皇の親政に対する武士たちの不満を吸い上げた尊氏は、朝廷と絶縁! 叛旗を翻す! ★☆★☆★☆★☆★☆(三)『六波羅の巻』清和源氏の嫡流として生を享けながらも北条の風下に立つことをよしとせず自害した祖父の志をつぎ、天下取りに標準を合わせた尊氏は幕府打倒の兵を挙げる…。【目次】第一帖 血の置文第二帖 悪党第三帖 足利と新田第四帖 闘犬第五帖 赤坂攻め第六帖 好機到来第七帖 裏切り第八帖 六波羅攻撃第九帖 北条幕府崩壊第十帖 熟し柿(四)『室町の巻』鎌倉幕府は滅亡した―。しかし後醍醐天皇の親政は武士の理想郷とはほど遠い貴族優遇の不平等な世の中だった。武士たちの不満を吸い上げた尊氏はついに天下取りを目指す! 【目次】第一帖 建武の暗雲第二帖 戦乱再び第三帖 多々良浜の合戦第四帖 南北朝時代第五帖 悲惨 金ヶ崎城第六帖 北畠顕家第七帖 後醍醐天皇崩御第八帖 四条畷の決戦第九帖 足利幕府確立(本書は単行本三、四巻を収録)