角界きっての暴れ者、坂口松太郎が大暴れする痛快・大相撲コミック!
▼第1話/地方巡業の夜▼第2話/“あちょお~っ”▼第3話/のたりのヤル気?▼第4話/給金相撲▼第5話/恩師の消息▼第6話/勝ち越しの後で▼第7話/松包囲網▼番外編/将棋 ●登場人物/坂口松太郎(四股名・荒駒、35歳。伊勢駒部屋の小結。憧れの南先生と結婚したものの、「のたり」な性格はあいかわらず)。田中清(四股名・駒田中、32歳。前頭。ふだんは寡黙だが、酒が入ると別人に)。西尾留次(松太郎とは腐れ縁の仲。伊勢駒部屋に居候している)。伊勢駒親方(元・幕内九枚目。心配性な親方)。阿久津五郎(四股名・駒ケ嶽、25歳。前頭。伊勢駒部屋のホープ)。辻(伊勢駒部屋の新弟子。松太郎の付け人)。南令子(元・中学校の教師。松太郎と結婚し、一児をもうける)。島田先生(松太郎の中学時代の恩師) ●あらすじ/来る本場所へむけての貴重な稽古場でもある「地方巡業」。しかし、懸賞金も付かない取り組みは、松太郎にとってはたんなるストレスの元でしかない。そこでウサ晴らしにと、付け人の辻をひきつれ、金もないのに街へと繰り出す松太郎。「5千円で飲み放題」という言葉につられて、なにやら怪しげなバーへ足を踏み入れるが……(第1話)。▼怪しげなバーの正体は、やはり地元でも悪名高いぼったくりの店だった! だが、よりにもよって松太郎に因縁をつけてしまうとは……。店の用心棒たちを相手に、テコンドー出身の辻がヤンチャぶりを発揮。松太郎と二人でバーをめちゃくちゃにしてしまう(第2話)。 ●本巻のハイライト/恩師・島田先生の入院を機に、いつになく本気で相撲に取り組む松太郎。目下11戦全勝の松太郎と並ぶのは、横綱・貴ノ華ただひとり。恩師のためにも、この場所を優勝で飾りたい松太郎だが、そうはさせじと双子山一門の力士たちは「反則も辞さず」の構えで、横綱の援護射撃に打って出る(第7話)。なお本巻には、1987年のビッグコミック1月10日号に掲載された番外編「将棋」が掲載されている。