20XX年、この美しい星地球から――女性が消えた。2000年代に入り人口の減少は著しく、特に女性ばかりが減っていった。やがて世界から女性は1人もいなくなり、取り残された男たちは女性を作りだそうと研究に励んだ。いよいよ人類も滅亡かと思われたそんな時、希望の光が差し込んだ。研究の結果、生まれ持った遺伝子と適齢期さえ重なれば、一部の男性を女性に変えることができると分かったのだ。こうして国は一部の男性を女性化することで【救世主】と呼び、各市区町村に配属した。配属された地区の住民はいつでも救世主と性交渉に及ぶことができ、また救世主には性交渉を拒む権利がない。これが女体化救世主プロジェクトである。