インカ帝國、その滅亡の道を辿ろう!
インカ帝國、読者諸兄はその名をもちろんご存じだろう。
しかし、文字を持たない文化であったインカには帝國側の
歴史書は存在しない。征服者であったスペイン側の記録が
残るのみである。しかし落日のインカ帝國にあって最後の抵抗を
続けた人物ティトゥ・クシがいる。彼がインカ側最後の文献を
スペイン国王への陳述書の形で残した。(インカの反乱 岩波文庫)
これは、落日のインカで最後に輝いた青年の物語である!
父であるインカ帝國皇帝に、退位を迫った息子・ティトゥとアマルゥ。迫り来るエスパーニャの兵と闘うことは出来るか!?インカの誇りを見せることがかなうのかか…!?