あらすじ204号室はうちの隣の角部屋で、ドアのポストにはいつもチラシが溢れていました。藤尾さんは、わーっとお話ししてくれたかと思うと、一言も話さないでただじっとしている事もあって――…でもやっぱり、この部屋に呼び出されてする事は一つでした。そして今日も、おにいちゃんが仕事でいない時間を見計らって私は藤尾さんに呼び出されていました。そしたら、まだ仕事中の筈のおにいちゃんが急に帰って来て…