本格ミステリの第一人者による久々のノンシリーズ長編は、青春小説ならぬ、著者初の“白秋”小説。そして、この作品はミステリか否か。人生の曲がり角で、主人公が向かったのは――還暦過ぎまでミステリ畑で名を馳せた敏腕編集者が、リタイアして南伊豆の海が望めるロッジに移り住む。そこは<得体が知れない小説>でのデビューに立ち合った覆面作家が、ある日忽然と消えた家。あれから9年……不可解な失踪の謎を解くのは、自分の使命――詳細