｢猫なんかよんでもこない。｣のレビュー・感想

猫好きはもちろん、アンチ猫派にも支持されるほろり涙が出る猫マンガ。
主人公である作者の杉作氏は、ある日4歳の猫を押し付けられています。夢に敗れた日々に嫌いな猫の世話。いやいや日々を過ごしていたものの、気づけば猫がかけがえのないパートナーになっていたことに気づきます。そしてもう一匹の猫、ポコが加わると、さらに生活は一変する。猫と男の生活を通して、命と家族、そして生きることがじんわりと沁みるマンガは、疲れているときそっと寝転がりながら読んでみてください。

ボクサーになる夢に破れた男性漫画家と、猫との共同生活。いかつめの男性＋猫、っていう組み合わせ、いいと思いませんか？『猫侍』とかもそうですけど、いかつい男性を猫の隣に配置することによって、より猫の愛らしさ、可憐さが際立つような気がするんですよね。本作もしかり。猫ちゃんの可愛さが引き立ちます。
それに、こんな可愛らしい猫をボクサー志望の男性が描いていると想像したら萌えますよね。