｢王都の行き止まりカフェ『隠れ家』 ～うっかり魔法使いになった私の店に筆頭文官様がくつろぎに来ます～｣のレビュー・感想

異世界物でも、悪人が不在でほんわかストーリー。
とても読みやすい！
マイとヘンリーがどうなっていくのか今から楽しみ！

時々、「異世界モノって、都合の良いあの世みたいだな」と感じる。
でも、この歳（アラ還）になって思うのは、「人生リセットして、若くて健康な身体でやり直せたら」。死んでフワフワ（「これは夢なの？」みたいな逆ハーとか）するんじゃなくて、ちゃんと生きたい。

本作はご都合主義な設定だけど、登場人物全員が『ちゃんと自分の人生を生きてる』リアリティがある。で言えば、カフェメニューの描写もリアルで「美味しんぼ」思い出した。（あれよりもっと美味しそうだけど）

・・・と思ってたら、後に「夢のような」ファンタジー展開が！（笑）

デイリーミッションで読みました。一巻無料という表示がありましたが実際は途中までしか読めませんでした。
死の間際に別世界へ送り込まれた主人公が、なぜか健康になっていて魔法が使えて、魔力で安楽に暮らせるけど道楽で食堂をするというお話のようです。いいなあ。生きていくのに何も心配しなくてよい状態で何かをする人生、とてもチートで楽しそう。

なんとなくほっこりとした感じで、嫌な人が全く出てこなくて安心して読み進められます。文官さんは何か秘密があり、一巻の終わりで主人公と秘密を打ち明けあい親密な関係を築いていくのではないかと思われる。二巻を楽しみに待ちます。