｢奈落の羊｣のレビュー・感想

夢はYouTuberというちびっ子が出てくる程に、一般人の動画配信が根付いてますよね。本作は、そんな生配信に熱中する修二と、ネカフェで売春をしながら暮らすメイのお話で、常にネタを探す修二にとっては、メイは格好のネタなんです。修二がとにかくゲスすぎて胸糞なんですが、それを煽る視聴者もどうかしてる。
でもネットの世界ってこうなんですよね。闇えぐいな…と突き付けられた作品です。

現代の闇といえる本作。ネット配信を通じて、ネットで人気者になれば就職せずとも生きていけると信じる修二は、ある日ネカフェ住まいの援交女性、メイと出会う。彼女をおもちゃにして番組を作り、リスナーからお金を集めようとメイにゲス過ぎる番組企画をぶつけます。
これホントにフィクションだと言い切れない部分にも怖さがあるんですよね。なんだかよく分からないテンションになってくるので、手っ取り早く落ちたいならマッハで1巻読むことをオススメします。