｢孫育【まごいく】｣のレビュー・感想

おばあちゃんパワーに楽しく圧倒されて読みましたが、
もっと孫育してよ！と娘さんやお嫁さんが勘違いしたら大変だなと心配になりました。
一般的じゃなくて相当パワフルな祖母の例だと思います。
あと自分は母がもう亡くなってるので、ママさん達がこんなに実家に母親に甘えてることにビックリした。羨ましいのかな？でもやっぱり、読んでてモヤモヤする。

子どもから母親奪うって…。
この方にヘルプ出してる時点で、息子も親離れ出来ていないし…。
自分は満足かもしれないけど、何故これが本になったのか、理解できないし不快でした。

孫育の漫画は初めてでした。パワフルで個性的なばぁばが多く圧倒されますが読みやすくて面白かったです。

無料分しか読んでいませんが、どのグランマも我が強く、それに伴って行動力も半端じゃない方ばかりでした。嫁としては結構なプレッシャーでしょうが（実際私の姑もそうでした…）、言動が一致しているので素敵なところは沢山ありますし、中々真似出来ないので尊敬の気持ちも多くあります。

１話の、自分の経済観念が無いせいで借金だらけなのに「カメラほしい〜（ハート）」と旦那に言ったら否定された…という理由で、風呂上がりの状態で生後５ヶ月の子供を置いて実家に帰った嫁に唖然でしたが、「（そんな）あなたは母親じゃない」と姑が全面に出て息子夫婦を離婚させ子供から母親を引き離したのは良くも悪くも凄いな…と思いました。
旦那も苦労したのでしょうが、自分で選んだ女性で子供の母親なんだから、もう少し自主的に嫁の気持ちと向き合えれば違う結果になったのかもしれないのにと思いつつ、こんな母親に育てられたらそんな事出来ないのかなと思うと複雑な気持ちになりました。

年を取ると我が強くなると言いますし、自分はならない（つーか出来ない）だろうと呑気に構えつつ、皆さんのコメントを忘れず、この作品のグランマのいいなと思うところを見倣えたら…厳しいかな（汗）、と思いました。

1話目は｢私の子育て論｣を振りかざす、押し付けがましいオバサンの話でした。読むのを止めようかと思いましたが、結局6話目まで読んだ結果、レビューを書き直します。
結論から言えば、ぶっちゃけ1話目はいらないです。2話以降はふつうに読めました。でも課金するほど面白いわけではないので無料の6話で終わります。

お舅さんやお姑さんに「このやり方はダメ！私はこうやって成功した！これやれば間違いない！」と子育てにダメ出しされてる気分になる。

この漫画、誰向けなんだろうか。。。

祖母の視点から「私がこうやりました」「私が」「私が！」ばかりの内容。
自分語り大好きオバちゃんのつまらないマシンガントークを相槌を打つことも許されずひたすら聞かされている気分。つまらない。つらい。
取材エッセイはいいけど、取材した内容を元に作者が再構成して読み物として楽しめる作品にしてほしい。
絵を見て楽しむほどの絵柄でもないし。

なぜだろうなんだかムカムカモヤモヤしました。
１話読んでギブ