｢ボンボン坂高校演劇部｣のレビュー・感想

ジャンプ黄金期のラブコメです。
現代のラブコメのお決まりと違って、基本一途な主人公は一途に故意に苦悩する。
その苦悩の内容をが、当時新しすぎて支持が得られたと思う。けっこうな名作です。

子どもの頃ジャンプで読んでいました。
学園ラブ&ギャグコメディ？かな。
ギャグもキャラクターも面白くて好きでした。
部長さんのキャラデザ、一度見たら忘れられない特徴があって何気に秀逸だと思います。性格もキョーレツで、実在したらただただ迷惑極まりない人ですけど^_^;
その部長さんに一方的に狙われまくる主人公の正太郎くん、ヒロインの真琴さんに一途でどんなに部長さんに邪魔されてもめげずにガッツがあって。一見優男なイケメンなのにそのギャップが魅力でした。ツッコミも面白くて、1番好きなキャラだったかも。
絵柄は少年誌にしては小綺麗で女性ウケもしそうな感じ。そこがギャグとのコントラストが効いている気がしました。

単行本は１２巻くらい出てるので、連載当時の中ではどちらかというと目立たない方な作品だったかもしれませんが（何しろ黄金期だったし）、なんだかんだ結構人気はあったんじゃないかと思います。