｢あずきちゃん｣のレビュー・感想

そうそう、小学生の恋って、両想いになることがゴールだった……。
小学生のあずきちゃんが織りなす甘酸っぱすぎる恋の物語。
両想いの勇之助君とのぎこちないキッスには、アラサーなら悶絶して動けなくなるでしょう。
シンプルなタッチで描かれてていますが、表情やセリフ回しなど、1コマ1コマがキュンの塊です。
なんと原作は、あの秋元康先生。コレは一本取られた！

小学校5年生のあずきちゃんと、初恋の相手・ゆうのすけ君や、クラスの友だちと繰り広げられる小学校編ももちろん可愛らしくて好きなのですが、私がオススメしたいのは中学校編。
小学校ではライバルだったヨーコちゃんと仲良くなったり、遠恋中の彼がいながら全く違うタイプの竜一にも惹かれてしまったり、少女マンガなのにどこか生々しくてドキドキ…。
よく見ると原作はAKBプロデューサーで有名な秋元康。納得！（笑）

懐かしいと思う人も多い名作中の名作。あずきちゃんの小学生の主人公目線からみた世界観が丁寧に描かれています。恋をしているときの楽しさや悲しさなど、感情がとっても豊かです。勇之助くんとの甘酸っぱい青春を見ていると、あの頃を思い出すかも…。

小学五年生の淡い恋の物語。お揃いの鞄を買おうか悩んだり、プリクラをとるために接近してドキドキしたり…。恋の醍醐味ってこういうことかも！って思っちゃいました。
すぐに付き合ったり、キスしたりするのってもしかしてもったいないことなのかもしれない。成就するまでが恋のほんとに楽しい部分なのかも！と小学生に教えられる一冊でした。