｢公爵家の料理番様　～３００年生きる小さな料理人～｣のレビュー・感想

貴族の息子がサバイバルのスキルを最初から知っていたのが不思議。また、両親がためらいなく酷すぎて、人間離れしすぎるなど細かい点が気になりました。また、主人公の感情も伝わりにくいし理解しにくく、入り込めません。最初の方しか読んでないからかもしれないですけど、この先を読みたい！という気持ちがまったく湧きません。

成長してお爺になったときに相方の喋り方が子供っぽすぎる点、鍋一つに1年かけている点、不老不死が子供の姿になる点や喋り方や立ち回りが子供に戻る点など、読んでいて若干引っかかるところが多かった。内容も少し薄く感じ、タイトルの料理の描写もサラッと進み少し残念。しかし、細かいところがあまり気にならない人ならば面白く読めると思う。

子どもが非情な父親と極悪継母に虐げられた上、森に捨てられる描写が辛い。結局親は何の報いも受けず300年経つのが読者的にはモヤモヤする。小さい子どもがたった1人でサバイバルしてすごいスキルが身についたって何だというのか。