｢宇宙を駆けるよだか｣のレビュー・感想

かわいくて性格も良い主人公・あゆみと同じクラスで目立たず醜い容姿の然子とあることが原因で体が入れ替わるというストーリー。外見がどんなに変わっても、変わらないあゆみの強さというか、まっすぐさというか、可愛いのに好感持てる珍しいタイプですよね。ストーリーは重厚感あって、普通の少女マンガっぽくない意外性もあるので、個人的には非常に楽しめた作品でした！

この作品は「性格の悪い美女がいじめてくる」ような作品ではありません。むしろ、美女は性格がとてもいいのです。美女で性格がいいとか勝ち組やん……と思っていたら、そんな美女が見た目も中身も残念な女子と身体が入れ替わってしまいます。心優しい美女（見た目は残念女子）が、初めて味わう残念女子の扱い。違う世界に戸惑いつつ、元の身体に戻ろう、そして見た目の違いを乗り越えようと奮闘する姿がとても健気で、思わず応援したくなります。

男女の入れ替わりってよくある話ですが、美女と可愛くない子が入れ替わった事例は今までなかったかもしれないという衝撃。
容姿が変わっても人を愛せるのか？そんな残酷な問いをしてくるマンガです。わたしは厳しいかなぁ…容姿から生まれる性格もあるだろうし。というのは置いといてやっぱり人間見た目だけじゃないよと前向きに思える良作です。

入れ替わり系の話はドラマやアニメでもいくつかありますが、本作では美人で性格も良い・彼氏もいるというリア充・あゆみと、ブサイクで暗い然子の身体が入れ替わります。
この然子のビジュアルが少女マンガの中ではなかなか衝撃的なのですが、あゆみの心が入った然子がだんだん可愛らしく見えてくるから不思議。人は見た目が100％なんて言われていますが、そんなこともないと思わせられるストーリーで引き込まれます。勇気をもらえる作品です。

一見、普通の四角関係の恋愛マンガ。でも、それぞれの外見と中身が入れ替わっていたら？
見た目も可愛く明るい主人公が、突如デブで不細工なクラスメイトの体になってしまい、今までに知らなかった苦悩や不幸を味わうというザ・少女マンガのセオリーをブチ壊した本作。
「今まで散々幸せな人生送ってきたんだから、ちょっと苦しみなよ」と、主人公を追い詰めた張本人の言葉が胸に刺さります。
ただ、入れ替わっても性格はそのまま。
彼女自身の魅力を見つけて助け出してくれる男性は誰なのか、人は本当に見た目が全てなのか、考えさせられるSF少女マンガです。

性格が素直で可愛い「あゆみ」から、美醜にコンプレックスを持つ「然子」の身体が入れ替わり、恋愛模様が繰り広げられていく。
男は「性格がいいブス」と「性格が悪い超美人」どっちを選ぶ？　そして「性格がいい美人」はやっはり最強なの？まさに誰しも１度は考えるも答えが出ない疑問の答えが判明する衝撃のストーリーです！

「美人じゃなきゃ誰からも愛されない！」
これは容姿端麗な主人公が醜いクラスメートと入れ替わってしまう、ハラハラドキドキのサスペンス少女マンガ。誰しも思ったことがあるであろう、「あの人になってみたいなぁ・・・」という想い。果たしてそれは本当に幸せを生むのでしょうか。顔が良ければすべて良し、なのでしょうか。
入れ替わりの結末も気にさせながら、「本当に大事なことは何か、人の本質とは何か？」についても考えさせられる刺激的な作品。3巻で完結なのでイッキ読みしてしまうこと間違いなしです！

外見も中身もかわいい主人公のあゆみは、ある日、性格がひねくれていて外見も美しいとは決して言えない然子と中身が入れ替わってしまいます。
美しさとは何か、という重いテーマのストーリーでありながらも、全編通して爽やかさが漂っているのは、主人公の性格がとってもいいからでしょう。こんな性格になりたい、と思えるほど素敵な女の子が主人公のマンガです。美醜をテーマにしたマンガ好きの方はぜひ！

クラスの美少女とクラスの隅っこで生活していた疎まれる見た目の女子が入れ替わってしまった！？
かわいい子って、心も綺麗なんだな、と反省します……笑 そして、悪いことを考えていると見た目が変わっても綻びが出てきてしまうんだな、と。同級生のイケメン男子２人もだんだんと２人の変化に気付き、
いろいろ作戦を練ってくれる素敵ぶり。SFだけど、人情味もある！ドキドキとワクワクが詰まった作品！