シリーズのレビュー

「惡の華」のレビュー・感想

惡の華
全11巻|完結
作者:
3.7
(20件)
  • 11
  • 1
  • 3
  • 1
  • 4

公式レビュー

都内タワーマンション最下層で暮らすママ書店員
40歳読書のお時間ですスタッフ
自分が変態だなんて認めたくない少年と、自分だけが変態だなんて思いたくない少女。
そんな思春期の子供たちなら誰もが抱く感情を、“変態”という切り口から描いている超マジメなマンガ。誰しもフェチな部分があるので共感せざるを得ない。よくこんなストーリー作れるなと感心すること請け合いです。
そしてなんといってもこの作家さんの絵は、男性向けのマンガの中でもプレーンなほうで大好き。シンプルだからなんとなく心にスって入ってくるのよね。
マンガを訪ねて三万冊、読んだ書店員・平手
34歳読書のお時間ですスタッフ
思春期真っ只中の主人公たちの「変態性」を最大限追求したフェティシズム作品!憧れの女の子の体操着を盗んでしまう主人公には共感も感情移入も全くないですが、
その後どうなってしまうのかというハラハラ感やドキドキ感など、決して他のマンガでは感じられないような背徳的な読み方が出来ます◎
都内タワーマンション最下層で暮らすママ書店員
40歳読書のお時間ですスタッフ
「クソムシが」と言い放つあまりも有名な広告バナーを一度は観たことがあるのではないでしょうか?
思春期をこじらせ自意識を肥大化させるのは、誰もが通る道。特に中学生の性についてを題材にしているので「変態」ってあの時期なんだったのか、アレは全然変態じゃなかったよな、と改めて思春期の恥部について考えさせられる問題作なんだと思います。ネガティブで性的なリアル会話にゾクゾクしたい人に是非。
お笑い芸人 天津木村
47歳芸能人
「みんなギリギリでやってるのよ」
音楽業界で40年トップを走り続けてきたある方に言われた言葉。
そうなんですよね。みんなギリギリでやってるんですよね。
でもみんなギリギリはイヤ。
だからそれに気づかないようなふりをしてギリギリじゃない方「ふつうにんげん」に近づいていく。

この作品は誰の中にも眠る狂気に気付かせてくれる(くれる?)人やきっかけに出会えるかどうかでその狂気は解放されるよと教えてくれた気がします。
すごい解放の仕方でしたが(笑)

では、惡の華を
吟じます!

この作品を〜
読んでる時の自分〜
Mっ気 強し〜!

あると思います!
自堕落な生活とくだらない笑いを追い求める関西ライターLISA
35歳スペシャリスト
誰もが一度は通るであろう、思春期という名の道。その中で少年少女たちは「周りに合わせなければいけない」という理性と「隠している本心を表に出したい」という感情の狭間で、自分をうまくコントロールできずに思春期という時期を過ごしているのかもしれません。
そんな思春期特有の少年少女たちの気持ちが歪んだ愛の形となって描かれた『惡の華』。何となく、自分の思春期時代と重ね合わせて読みたくなる一冊です。
ワーカホリックで婚期迷走中NIKO
42歳読書のお時間ですスタッフ
本作は、思春期特有の葛藤や自分探しを、変態行為として表現した…と、ココまでかいてカオスなレビューですが、ホントにそういう作品です。「普通」であることは「自分らしさの死」のようで、「個性的」であることは「正義」のように描かれる。ここでいうと個性的=変態なんですけどね。
 まだ何者でもない自分の『ありのまま』なんて定まってるわけないんだけど、なんか本当の自分ではない気がして、苦しかったのを思い出しました。今考えると思春期って恐怖です。
「あなたには何色に見える?」感性のクリエイター・ななめね
読書のお時間ですスタッフ
こころのなかに潜む闇それは甘い蜜、ぼくのこころをかき乱してよ。

マンガもアニメもみましたが、背徳と青春が詰まった作品になってます。
自分としては最後らへんの大人になったところが好きで、あれだけのことをしてxxxみたいな流れが好きです。
ネタバレになってしまうので、内容まではいえませんので、是非読んでみてください

みんなのレビュー

ブドウさん
5.0

間違いなく傑作。

10代の思春期を描いた作品の中でも作品の完成度は群を抜いていると感じる。ヒリヒリとした言い様のない渇き、行き場のない苦しさ葛藤、誰にも話せない迷いや孤独等、心を深くえぐられてきます
2023/10/02
メランコリニスタ
5.0

なぜか惹かれる

頭のおかしい人でもかわいかったら魅力的にうつってしまう、そんな女性が仲村さんです。
仲村さんみたいな人が周りにいたら学生時代間違いなく惚れてた、、そして人生狂わされてました。
押見修造のえぐい魅力が存分に出てる作品。
2022/03/20
ブドウさん
5.0

自分の思春期を思い出す

小さな町で感じる閉塞感、
私は「何者」かであるという信念、
それを晒されそうになった時の、
それぞれの本心が、
非現実的に思えつつも、
共感できてしまう。
私も本当はこんなえぐいことを考えていたのかもしれない、そんなことを考えさせられます。

ふと、読み返したくなるマンガ。
2018/11/30
ブドウさん
3.0

鬱々とした読後感

万人向けの内容ではありません。
鬱々とした読後感が漂う作品。
心の裏側が淡々と描かれています。
思春期の闇が悪い方向へ、悪い方向へと展開。
陰鬱な展開のお好きな方向けの作品。
2018/08/20
十六夜
5.0

絶対に最悪な結末が見えて嫌だ。

好き嫌いが分かれる作品だと思います。
2018/08/20
バナナさん
1.0

イミフ

男子生徒の妄想日記か…。
2016/10/10
★☆sorakko★☆
3.0

あれ?

ここで試し読み終わりですか。(o・ω・o)

小学生の時、笛をなめる男子がいるという怪文書、うわさは、本当だったのか?

私は、笛を毎日持ち帰るようになりましたよ。
2013/09/12
1
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全11巻|完結