都内タワーマンション最下層で暮らすママ書店員41歳読書のお時間ですスタッフ
自分が変態だなんて認めたくない少年と、自分だけが変態だなんて思いたくない少女。
そんな思春期の子供たちなら誰もが抱く感情を、“変態”という切り口から描いている超マジメなマンガ。誰しもフェチな部分があるので共感せざるを得ない。よくこんなストーリー作れるなと感心すること請け合いです。
そしてなんといってもこの作家さんの絵は、男性向けのマンガの中でもプレーンなほうで大好き。シンプルだからなんとなく心にスって入ってくるのよね。
マンガを訪ねて三万冊、読んだ書店員・平手35歳読書のお時間ですスタッフ
思春期真っ只中の主人公たちの「変態性」を最大限追求したフェティシズム作品!憧れの女の子の体操着を盗んでしまう主人公には共感も感情移入も全くないですが、
その後どうなってしまうのかというハラハラ感やドキドキ感など、決して他のマンガでは感じられないような背徳的な読み方が出来ます◎
都内タワーマンション最下層で暮らすママ書店員41歳読書のお時間ですスタッフ
「クソムシが」と言い放つあまりも有名な広告バナーを一度は観たことがあるのではないでしょうか?
思春期をこじらせ自意識を肥大化させるのは、誰もが通る道。特に中学生の性についてを題材にしているので「変態」ってあの時期なんだったのか、アレは全然変態じゃなかったよな、と改めて思春期の恥部について考えさせられる問題作なんだと思います。ネガティブで性的なリアル会話にゾクゾクしたい人に是非。
「みんなギリギリでやってるのよ」
音楽業界で40年トップを走り続けてきたある方に言われた言葉。
そうなんですよね。みんなギリギリでやってるんですよね。
でもみんなギリギリはイヤ。
だからそれに気づかないようなふりをしてギリギリじゃない方「ふつうにんげん」に近づいていく。
この作品は誰の中にも眠る狂気に気付かせてくれる(くれる?)人やきっかけに出会えるかどうかでその狂気は解放されるよと教えてくれた気がします。
すごい解放の仕方でしたが(笑)
では、惡の華を
吟じます!
この作品を〜
読んでる時の自分〜
Mっ気 強し〜!
あると思います!
自堕落な生活とくだらない笑いを追い求める関西ライターLISA36歳スペシャリスト
誰もが一度は通るであろう、思春期という名の道。その中で少年少女たちは「周りに合わせなければいけない」という理性と「隠している本心を表に出したい」という感情の狭間で、自分をうまくコントロールできずに思春期という時期を過ごしているのかもしれません。
そんな思春期特有の少年少女たちの気持ちが歪んだ愛の形となって描かれた『惡の華』。何となく、自分の思春期時代と重ね合わせて読みたくなる一冊です。
ワーカホリックで婚期迷走中NIKO42歳読書のお時間ですスタッフ
本作は、思春期特有の葛藤や自分探しを、変態行為として表現した…と、ココまでかいてカオスなレビューですが、ホントにそういう作品です。「普通」であることは「自分らしさの死」のようで、「個性的」であることは「正義」のように描かれる。ここでいうと個性的=変態なんですけどね。
まだ何者でもない自分の『ありのまま』なんて定まってるわけないんだけど、なんか本当の自分ではない気がして、苦しかったのを思い出しました。今考えると思春期って恐怖です。
「あなたには何色に見える?」感性のクリエイター・ななめね読書のお時間ですスタッフ
こころのなかに潜む闇それは甘い蜜、ぼくのこころをかき乱してよ。
マンガもアニメもみましたが、背徳と青春が詰まった作品になってます。
自分としては最後らへんの大人になったところが好きで、あれだけのことをしてxxxみたいな流れが好きです。
ネタバレになってしまうので、内容まではいえませんので、是非読んでみてください