｢クッキングパパ｣のレビュー・感想

主人公のサラリーマン・荒岩一味をはじめ、登場キャラクターが料理の腕をふるう王道の一話完結料理マンガ。なんと現在141巻！連載開始から30年を超えた超ロングラン作品でもあります。
家族の心の繋がりや、人間関係の大切さが伝わる人情話とともに、絶対に真似したくなる家庭料理のレシピが掲載。料理からもストーリーからも滲み出る温かさが何よりの魅力ですね！

ごく普通の会社員で１児（途中から２児になる）のパパである主人公の【クッキングパパ】こと荒岩一味が、家族や仲間の笑顔のために料理の腕を奮うという、グルメマンガ。
料理のことばかりではなく、家族の温かさ、結婚、出産、子どもの成長といった内容も作品の中心として描かれており、家族っていいなとしみじみ読むことができる。
大人になってから読むとまたいっそう味わい深い、2017年12月現在143巻まで発売されている読者に愛されるご長寿マンガ。

知らない人はいないであろうご長寿グルメマンガ！その名にふさわしく、レシピの数も膨大で実用性があるものばかり。載ってないレシピはないかも？？という程の圧巻の量です。とりあえず献立に迷ったらここから参考にしてもいいと思いますよ。私も実際にクッキングパパの餃子を作った事があるのですが、半信半疑で作ってごめんなさい！と食べた後に土下座しました。

いわずとしれた長編グルメマンガの代表作！
『クッキングパパ』の一番の見ごたえは、美味しいそうな料理ももちろんですが、登場人物が成長していくところです！1
1巻で小2だった息子君が大学生になって家を出たり、独身だった同僚が結婚して父になったり…。そんな人たちが誰かのためにつくる料理はどれも美味しそうで温かい。読んでいるこちらまで人生を見守っているような気分になれます。