｢うさぎドロップ｣のレビュー・感想

30歳の独身男ダイキチが祖父の隠し子である幼いりんと出会い、一緒に暮らし始めるところから話は始まります。前半はどちらかというと育児に奔走するダイキチの姿がメインですが、後半ではりんが高校生になったころから、趣が変わります。なんとりんはダイキチに好意を抱くようになってしまうのです！
ダイキチの決断は賛否両論ありそうだけれど、ほっこり年の差ラブを楽しめます。

ズルくて汚くて白々しい大人にはこの女の子は任せらんねー！とばかりに始まる、真っ当な大人としてかっこいい姿を見せつけてくれる男親・ダイキチと引き取られる女の子・りんの心の交流をほっこり描く物語！
祖父の葬式でまだ6歳になる隠し子がいたことが発覚し、その女の子の前で親戚同士ピリピリして押し付けあう状態になり30歳のダイキチが引き取ることに踏み出す。
りんをまともに育て上げ幸せにするんだというダイキチの覚悟と奮闘には胸が熱くなりますし、どんどん懐いていくりんも良い子で賢くてかわいいんです！
ラストは賛否両論ですが、名作には間違いありません。

未婚なのに30歳で祖父の隠し子疑惑の“りん”を引き取ることになった大吉の子育てマンガ！
突然親代わりになった大吉が戸惑いながらも、誠実に、丁寧にりんちゃんと向きあっていく姿が胸に響きます。親だったら当たり前…のことなんだろうけど、本当の親じゃないからこそよく見える・伝わることもあるのかな…。
5巻からは10年後編で、りんが高校生になり、そこもドキドキ！
読んだことがない人は一度読むべし！

子供嫌いで、女性が苦手な三十路の男が、ひょんなことから、リンという6才の少女の子育てをするはめになるお話です。
不器用ながらも必死でリンと向き合い、親としての自覚に目覚めていく主人公は、とても魅力的です。リンがカワイイのはもちろんのこと、気持ちをストレートに表現できない主人公の不器用さにも萌えちゃいます。

アニメ・実写化されていて多世代から支持されているこの作品。とってもハートフルな内容で、読むときっと心が温かくなるはず。
偏見にまみれた世界で、一人だけ変な偏見を持たず、まっさらな気持ちで子供と向き合う主人公・大吉の姿に心打たれます。
本当の父親、母親がいることだけが家族ではなく、世の中にはいろんな家族の形があっていいんだ、と改めて教えられることでしょう。

30歳の主人公、大吉は、ひょんなことから、祖父の隠し子だった6歳の少女、りんを引き取り共同生活を始めます。女性が苦手でいつも余裕のない大吉と、しっかりもののりんの対比が笑えます。また、仕事と子育ての両立などのリアルな問題も盛りだくさん。子育てしている人は共感するところの多いマンガだと思います。
こんな家庭素敵だなあ、とほっこりさせられ、暖かい気分になれる一冊です。