｢くーねるまるた｣のレビュー・感想

日本に住むポルトガル人のマルタさんは、日本人より日本人ぽいかもしれない主人公。
いつもお金がなく、オンボロのアパート暮らし。もちろん自炊オンリーですが、アイデアを生かして美味しい料理を作ります。紅茶チャーシューやパンの耳のタルトなど、少しだけヨーロッパの香りと季節感のあるメニューが特徴。
好んでオンボロ屋敷に住む女友達や、同居人とのあったかい繋がりも見ていてホッとします。

ポルトガルから来た留学生のマルタさんが貧乏ながらも創意工夫して美味しいご飯を食す物語です。レシピは簡単なものばかりなので、すぐに作れちゃいそうなものばかりです。
正直、料理の美味しそうさで言ったら、他にもっと美味しそうな料理マンガはたくさんあると思います。ですが、マルタさんの料理は…なんとなく危なっかしくて見守っていたくなるというか…料理を見たいというより、マルタさんの料理が見たい、と思わされるマンガです。

節約料理の情報がたくさん載っているこちら、私は夏みかんの皮を使ったジャムの作り方が特に参考になりました！
いつも捨てていた皮がおいしいジャムになるなんて素敵ですよね。読んだ瞬間「私も作ろう！」という気になります。
もったいない精神でいらないモノ・安いモノを素敵に変身させる主人公がいれば、節約生活も絶対に楽しくなるだろうなぁと思います。
ぜひ家族として迎えたいです！

ポルトガルから日本にやってきたマルタさんが主人公。
エアコンのついていない部屋でつつましい生活をおくるマルタさんですが、食事にかけるお金だけは惜しみません。紹介されているお料理がお肉なしのカレーだったり、夏みかんのジャムだったり、他のグルメマンガとは一味違ったラインナップで、
「こういう食べ方があるんだー」と新しい発見があり、得した気分になれる一作でもあります。

日本に住むポルトガル人のマルタさんのレシピマンガ。
出てくるごはんはポルトガルテイストなので、聞き馴染みのない単語が多くでてくるのですが、アレンジは日本人好みになっていそうなものばかり。
１人暮らしのマルタさんはお金がなく、いつもおなかを空かせているけど、美味しいものへの追求は欠かさない！なので、手軽に作れるレシピがたくさん紹介されています！

マルタさんは年季の入ったアパートに住むポルトガル人で文学と食べることが大好き。
文学作品ゆかりの地を訪れてはその地の食べ物に惹かれていきます。
しかしマルタさんはお金が無い…。
そこで頭をひねって工夫を凝らした自作料理を作っていきます。
ザリガニを釣って代用、アパートの住人からの差し入れ等等…工夫すれば美味い料理が出来ると感じさせてくれます。
また、日本人にあまり馴染みのないポルトガル料理を知ることができるのも魅力です。