｢湯神くんには友達がいない｣のレビュー・感想

野球部のエースでありながら、野球部に溶け込んでおらず、クラスでもなんとな～く浮いた存在な湯神くん。
野球部のエース＝クラスの中心ではないのです…。
そんな湯神くんのスクールライフを描いた本作。
野球を褒められたときや、先生に勉強を褒められたときなど、ところどころに散りばめられた湯神くんの表情がクセになる～！
自分のペースを貫き、自分に正直に生きている湯神くんをみていると、意思が強いって素晴らしいと思うところも！
新感覚お一人様コメディが今アツい！

湯神くんはイケメンで自分の意思を曲げませんし、悪しき慣習を正す熱い想いもあって、勉強もできる。しかも野球部のエース。
理屈っぽいけど間違ったことを言っているわけではないのでちょっと共感できるところあったなぁ……。
正しいことが正義と思っているわたしにはちょっと分かち合えた作品です。ボッチ必見とか言われていますが自分を表現することの大切さが詰まっている気がします。がんばれボッチ、がんばれわたし。

湯神くんには友達がいない。でもいじめられているわけでも、引っ込み思案なわけでもない。これまで見たことのない斬新なキャラクターの男の子が主人公です。
かなり偏屈で時々人をイラつかせる発言をすることもある湯神くんですが、わが道を行く姿はある意味清々しくも見えます。湯神くんを見ていると、「一人でいることや、友達がいないことって悪いことじゃないのかも」と思えます。