｢最上の命医｣のレビュー・感想

医療漫画かと思ったら、途中からギャグ化して設定回収せずに終わります。
これはこれで好きなんだけど。

作者さんの本当に描きたかったのは第二部である「最上の明医」の方だったそうですが、私は断然命編の方が好きです！
やっぱり命みたいなキャラの方が医者としては良いかなぁ。
第二部は主役が受け付けなくて、一巻で挫折してしまいました。
雰囲気的には「医者版GTO」みたいな感じなのかもですが、命を扱う医者という設定の場合、主役が不謹慎なのはちょっとね。
第一部もっと読みたかったです。

主人公が素直でまっすぐで、爽快感を感じながらサラッと読めます。
医療モノでよくある感じと言えばそうですが、手術方法などしっかり取材されているので、面白いのかなと思います。

まさにヒーローって感じ。
大病院の権力争いにも負けず、自分の信念を貫く医者ってカッコいいと思う。
そんな人の傍には自然と仲間が集まるね。

面白いです。

医療漫画にあまり興味を持てずに
読んでこなかったけれど、

(実際患者になった場合、相手がどんな医者であろうと
深く知ることはできないし、相手を信用するしかない場合が
ほとんどなので…名医に依頼できるとは限らない…漫画で
どれだけ患者を想ってくれるもしくは技術を持っている
または両方を兼ね備えている医者が描かれても、
現実の自分には何の影響も与えない
と思っていたので。)

ある程度知識を得ることができるし、
何より手術を失敗しない&患者第一の主人公(命←ﾐｺﾄ)や
彼と同じだったり彼に感化される他の医師たちを
見る(読む)のが楽しいです。

大学病院で何度も内科治療と外科手術を受けたのに
松葉杖で歩けていた友人が車椅子生活を余儀無くされたり、
患者への対応で信用できない医療従事者を多く見たりして、
信頼できる医師たちは少ないですが、

命たちのような医師がたくさんいたらなあ(* ´ ▽ ` *)と、
(本来は全員そうあるべきですが、忙しさなど諸事情あるのは
ある程度理解できてしまう)
思えるような内容で、次巻からも楽しみです。