都内タワーマンション最下層で暮らすママ書店員41歳読書のお時間ですスタッフ
「夢を持つという事は、同時に現実と闘う事になるのを覚悟する事だと思うよ」
馬主さんが言う台詞なのですが、すごく現実的で非常に覚悟を求められる言葉じゃないですか。この銀匙は北海道の農業高校に都会の子が進学して成長する物語。
自分の知らない一次産業を舞台に、主人公と一緒に成長できるというマンガは相当貴重ですね。
普段何気なく食べているものが、ちょっと違う角度で見れるので知的好奇心が高めの人は本当にお勧めです。
こじらせ恋愛難民Ryoko40歳読書のお時間ですスタッフ
数ある学園ものと違うのは、舞台が農業高校だということ。知らない世界のことを知る楽しさがあります。
また、自然や動物が描かれるシーンも多いので、眺めているだけでも癒されますね。
全体に漂う、ほのぼのとした雰囲気がとてもいいです。
ここで描かれている高校は、実際に北海道にある農業高校を参考にしているらしく、北海道行ってみたい、という気持ちにもさせられました。
ドラクエ大好き武闘家系エンジニアこばぴ42歳読書のお時間ですスタッフ
都心に住む私からしたら、単純に農業学校という舞台がまず面白いんですが、農家の後継として学校に来ている生徒と、サラリーマンの息子で進学校からやってきた主人公・八軒との視点の違いもこのマンガの見どころです。
他の生徒からしてみれば、八軒の言っていることは子供の頃に通過したような幼稚なセリフに聞こえているでしょう。
それでも真剣に、純粋に農業に取り組む八軒に、周囲も次第に感化されていきます。
みんなであーだこーだ言いながらつくり育てたお肉や野菜やチーズ!これを北海道の広い台地の上で食べられるなんて・・・!北海道に行きたくなっちゃいますよね。
都内タワーマンション最下層で暮らすママ書店員41歳読書のお時間ですスタッフ
「鋼の錬金術師」が終わりその次に連載したのがこの「銀の匙」かと思うと驚きを禁じ得ません。
荒川弘先生巨匠過ぎます。ハガレンのハイファンタジーとは対照的に農業大学のリアルが丁寧に描かれております。
これを読んで一次産業の造詣が深くなったこと、農業大学に息子を入れてもいいなぁなんて思ったことは内緒です。舞台は北海道十勝。あぁ夏の北海道旅行行きたいー。
好きなモノにはどっぷり深く☆がモットー・まるり41歳読書のお時間ですスタッフ
農業高校に入学した主人公が、自分の人生と向き合いながら、不器用に成長していくストーリー。
荒川弘先生ならではの、面白いギャグも織り交ぜつつ畜産の深い知識を身に付けることが出来ます。可愛い動物たちを、愛情を込めて育てたいと思うのは当然だけれども、食料として殺さなくてはいけない。
命と向き合う大切さも学ぶ事が出来るので、気がつくと真剣に読んでしまいます。