自堕落な生活とくだらない笑いを追い求める関西ライターLISA36歳スペシャリスト
数十年以上前の作品なのに、いまだに根強いファンを多く持つ名作中の名作。アニメ化にネット上では悲鳴にも似た喜びの声があがっています。
少女マンガでありながら、ストリートキッズたちを深く描くハードボイルド作品。海外ドラマさながらの迫力があります。
物語を語るうえで欠かせない主人公のアッシュ。孤独を抱え生きてきた彼が友情を知り、成長していく姿は、涙なしに読むことはできません。
マンガサロン『トリガー』店長 マンガコンシェルジュ兎来スペシャリスト
少女マンガとは思えないほどスタイリッシュで、男性でも比較的抵抗なく読める絵柄によって描かれる極上のハードボイルドストーリー。
伝説のラストシーンはもちろんのこと、アナザーエピソードである「光の庭」も含めて、何度読み返して何度泣いたかわかりません。アッシュは幼い頃から今でも私の中の永遠のアイドルです。吉田秋生先生40周年を迎えた今こそ、ぜひ多くの人に触れて頂きたい不朽の名作です。
都内タワーマンション最下層で暮らすママ書店員41歳読書のお時間ですスタッフ
この作品が少女マンガで連載されていた事実が凄くないですか!?今でも昔でも事件です。
ドラッグ、マフィア、ゲイと取り扱いが非常に難しい設定で尚且つ高精細に練られた物語展開と、少女マンガかと思ったらとんでもないハードボイルドに触れてしまうというイメージ。あえて今風な箇所を言うなればBL風味が入っているところくらい。
発表から四半世紀が経過しているにもかかわらず全く古さなし。不朽の名作とはこういう作品をいうのかもしれません。
少女マンガ史に残る不朽の名作。
舞台はニューヨークの裏路地、扱うテーマはアメリカの裏社会、マフィア、麻薬…。
およそ少女マンガらしからぬ展開に驚きながらも緻密なシナリオと躍動感のある魅力的な登場人物達にぐいぐいひきこまれていきます。
主人公「アッシュ」はストリートチルドレンのリーダー。クールで天才、超絶美形。でも弱さや孤独を心の奥に隠して生きている。
そんな彼が、偶然出合った日本人の青年「英二」に徐々に心を開いていく。
そんな中周囲の状況はどんどん緊迫していき…。
極限の状態の中での純粋な魂と魂の交流が胸にせまります。
アッシュの成長と共に絵柄もどんどん洗練されていくのも見所の一つ!
元祖BL。だと思っていましたが、それは友情との紙一重。
騙されたと思ってページをめくってみてほしい!
壮絶な人生を送るアッシュと、平凡な人生を送ってきた英二、この二人の中の何が一致し、何が響き合ったのか・・・。
ラストシーンは一生心に残るはず。切なすぎて泣ける一品です。
恋したい気持ちをマンガで満たす人妻・彩香35歳スペシャリスト
昭和60年代に別冊少女コミックで連載されていた「BANANA FISH」は、アメリカを舞台としたマフィアや犯罪組織、ストリートキッズなどの戦いを描いた作品。……ですが、恋愛物語よりも愛について考えさせられることになるでしょう。
ラストは思わず声が出てしまうくらい衝撃的。番外編含め、涙なしでは見ることはできません。普段こういったマンガを読まない人にも、ぜひ少年たちの懸命に生きる姿を見てもらいたいです。