自堕落な生活とくだらない笑いを追い求める関西ライターLISA36歳スペシャリスト
ふたりの男子高校生が放課後川辺で腰掛けて、ただ会話をしているだけのマンガ。それなのに1話読み終わるまでに時間がかかるんです。だって笑いすぎてなかなか話の続きが読めないんですもん。それもただ「ふふっ」と軽く笑えるなんてレベルじゃありません。「ちょ、これはあかん。笑いすぎてお腹痛い……」と一度ツボに入るとなかなか抜け出せない。だからなかなか続きが読めず、1話読み終わるまでに時間がかかるんです。
とことん落ち込むことがあった日は、ぜひ『セトウツミ』を手に取ってみてください。きっと大概のことはどうでも良いと思えるくらい楽しい気分になれますから。
こじらせ恋愛難民Ryoko40歳読書のお時間ですスタッフ
いやいや、作者天才でしょ!そう思いましたよ私は。単なる普通の、ナチュラルな会話なんですよね。会話だけがだら〜っと続きます。それなのに、絵から伝わるテンポのよさ!思わずクスッと笑っちゃうんです。
ザ・ギャグって感じじゃないんですけど、日常にひそむかすかな笑いが詰め込まれているというか、一番それが難しいじゃないですか?笑えます。
恋したい気持ちをマンガで満たす人妻・彩香35歳スペシャリスト
瀬戸くんと内海くんの、永遠のように続く毎日のくだらない会話を覗き見ることができるセトウツミ。
ただ、2人はそれぞれの問題を抱えていたり、悩みを持っていたりもします。思春期ならではの悩みではありますが、それらを抱えながら2人は毎日どんな会話をしているのか。気になってしまいページをめくる手が止まらなくなってしまいます。そして、そんなくだらないような2人の会話から、自分自身も永遠に感じていたであろうその高校生時代を思い出し、忘れていた大切なことに気がつくかもしれません。
マンガサロン『トリガー』店長 マンガコンシェルジュ兎来スペシャリスト
男子高校生がだべるだけ。それだけなのに面白い!……というのは、途中までの感想です。
実写化もされた本作は一つ一つの会話のセンスが凄まじく高く、「言葉の力」というのを強く感じさせてくれる作品であるのは確かです。
しかし、この作品はそれだけではありません。8巻で完結した今、ぜひ何も言わず最後まで一気に読んでみて下さい。絶対に、絶対に損はさせません!
マンガでキュン活!アラサーOL・うさぎ38歳読書のお時間ですスタッフ
実写化もされた、関西の男子高校生、瀬戸と内海の二人のシニカルな会話劇。
劇的なことは何も起きらず、ただ川辺でしゃべっているだけのマンガなのですが、単純でちょっとアホな瀬戸と秀才でクールな内海の淡々とした掛け合いがシュールすぎて思わず吹き出してしまいます。
一つ一つの言葉選びが秀逸すぎる!どうでもいい内容の中にもちょっとした伏線が張ってあったりするのもおもしろい。そんな二人が嫌なことがあったときも忘れさせてくれること間違いなし。(神妙な面持ち)