美しい絵に惹かれて買った一巻が面白かったので、なろうの原作を読みました。出だしこそライトな内容かと思いましたが、読み進めるとどんどんお話に深みが増して良い意味で予想を裏切られ、見事にハマってしまい小説の単行本も購入しました。展開の上手さは言わずもがな、砕けた親しみやすい言葉回しが実は美しくて好き。最近ありがちな過剰敬語はなく、とてもスマートで整った文章が魅力です。
漫画は繊細で存在感のある作画で、丁寧なコマ運びと表現豊かな感情の描かれ方が素晴らしいです。
小説の挿絵は比較的軽いタッチの絵柄で、個人的にはこのお話のイメージとは合わないと思いました(すみません)が、漫画は本当にイメージ通り。
今後の展開を白川蟻ん先生がどう描かれるか、とても楽しみです。
2024/9/17追記
本日発売された5巻、原作で大泣きしたところですが漫画も同じぐらい泣きました…
読者との相性もありますが、本当にこの作品は無料分だけで読むのをやめてしまうのがもったいないです。たくさんの人に読んでほしい。