面白いです。王道のお話ですがシェリルが健気で心優しくて可愛らしく、応援したくなります。卑屈すぎないのがいいです。
グレイグは当初の冷たい態度を素直に反省する姿、様々な出来事を介してシェリルの為人に徐々に惹かれていく反面、己の狭量を恥じて身を引こうとする苦悩など、揺れる心の内が丁寧に描かれていて、根が真面目で優しいんだろうなと思わせてくれる説得力があります。
絵は古く感じるしコマ運びもぎこちなくて決して上手ではありませんが、とても丁寧に描かれていて好感が持てます。
とはいえやはり作画はもっと頑張ってほしい。作画を考えると本来は☆4に満たないと思いますが、今後の期待も込めておまけで☆5にしました。
最終話を迎えて追記。
大変残念なことに終わり方がいまいちでした。シェリルの生い立ちは理解しつつも、父親への対応はシェリルを狭量に見せて悪手。立ち向かう主人公ならアリだけど、シェリルは耐え忍ぶ主人公なので、もっと他の描きようがあったというか、わざわざ父親登場させる必要あったのか疑問。
応援してましたがラストが残念だったので☆4にしました。