アプリ『パルシィ』で最新話まで読んでいます。
めちゃくちゃ面白いです!絵も可愛いです。時々、線というか人物の描き方が乱れているなと感じる事もありますが、それが評価を落とす理由にはなりません。
この世界では基本的に魔物を食す事が忌み嫌われています。領地によって忌み嫌う程度が違いますが、基本は食べないのが普通です。
実際、最初は主人公以外は食べたがりません。
魔物には魔力が宿っており、それを抜かないまま食した場合、人体に悪影響が出てしまいます。そして基本的に味も悪いです。
主人公は亡き母の研究を継ぎ、魔物から魔力を抜きとって美味しく食べる方法を知っています。世に役立つものだからという理由で研究を続けている主人公ですが、魔物を食べる事自体も好きです。
皆が忌み嫌う魔物を食べる彼女には『悪食令嬢』というあだ名がいつの間にか付けられ、広められていました。
そんな彼女は継母から早く婚約者を探せと急かされていて、渋々、社交の場に出席します。
そこに魔物が乱入し、場が混乱した時、見知らぬ人を魔物から庇った主人公を助けてくれたのが『狂血公爵』とあだ名されるヒーローでした。
『狂血公爵』というあだ名は、彼が魔物を積極的に屠る事(=魔物殺しを愉しんでいるという偏見)から付けられています。
『悪食令嬢』と『狂血公爵』の2人はとても気が合い、そこからどんどん話が進み、2人は婚約関係になるのでした。
…というのが、物語の序盤です。
お話はコミカルで無駄がなく、主人公は気遣いも内省もできる女の子なので読んでいてストレスを感じることはありません。
世界観もしっかりしていて面白いです。おすすめです。