モヤモヤが残りました
妊活中の夫婦、双方に悪いところがあって妊活を通してそれらに気づくことができ、前に進めるようになった、というハッピーエンドでしたが、全然すっきりしない。
夫は夫でシングルの女友達の子供の世話とかこつけて妻から逃げその家に入り浸る。いや、女友達(向こうには下心あり)の子供の面倒あんなに見るか?父親がわりをして、妻の気持ち考えろよ、と罵倒したくなりました。
妻は妻で側から見ていて、なんでそんなにこども欲しいの?と不思議で、手段が目的に入れ替わっている様でした。
仲良し友達カップルがいい人で問題に気づき解決に導いてくれたのがよかったですが。この人たちいなかったら別れてたね、というか、その方がよかった。
こんな状態の夫婦だったらこども持たない方がいいよ、という教訓からの試練といえば、二人は最終的に乗り越えたのかもしれません。がしかし、お互いが反省しやり直すというところまで来ても、う〜ん、この二人には何も感じることができなかった。なんか魅力に欠ける、キャラクターのみずみずしさがなく、問題を抱えて動き回っているだけで愛情や思いやりを持った人間味というものを感じさせない二人でした。
結果、お幸せに、と見ることができなく、モヤモヤが残るだけとなってしまった。残念、わたしが狭量なだけなのか、なんか読後感が良くなかった〜。
幸せのお裾分けをもらうではなく、勝手にやってろ、バカップル、という鼻白むお話です。がこれだけ感想を書くくらい読み応えはあるということでしょうか。
激辛感想あしからず。