美しい絶望の未来に生きる皆に、幸せになってほしい
なんだかホラーじみたディストピア物か…と思いきや、想像を絶する世界が広がっていた。
現代社会の揶揄では終わらない、絶望の闇。
読む者は、「人間として生きることは何か」を自らに問いかけ続けざるをえなくなるだろう。
8巻で、この世界の始まりが明かされる。
目が離せない。
キャラの作りも最高。
ハリウッドが映像化権を欲しがる未来が見える。
でも、この世界観を息づかせているのは、独特の絵だ。
キレイだ。
決して手抜き描画ではない。
色のセンスも抜群だ。
もし全編カラー版が出るとしたら、全てのページがポスターとして成り立つとすら思う。
ここ最近で一番気に入っている作品。