｢ぼんくら陰陽師の鬼嫁｣のレビュー・感想

予想以上に面白かった。
ドロっとした重くて怖い話とは対照的なサラッと明るい人間関係が描かれててバランス良い。
6巻くらいかな、だから鬼嫁ってタイトルだったのねと気づいて嬉しくなった。嫁と旦那の関係もかわいらしく、式神も愛らしいキャラばかり。読み進めたい

タイトル程ぼんくらでも鬼嫁でもないけれど（笑）でも、陰陽師のわからない事はわかり易く解説入れてくれるし、絵もとてもキレイです！上手いのでちょっとリアルにドキッとする場面もあるけれど、夜思い出して嫌な気分になることなどないです。
ストーリーも面白いのが良いし、何より式神のみんなが可愛くて愛らしい〜
どこまで続編が出るのかわからないけれど、購入していきます。

タイトルだけで陰陽道とは全く関係のない単語が並んでいるのが面白いですね。オカルトやバトルものを連想するかもしれませんが、現代的でリアルな嫁姑バトルが盛りだくさんで笑えます。背伸びせずに自分の能力の限界をよくわかって奮闘する姿に共感できます。現在の既刊7巻まで読みましたが、続きが気になるので続巻も購入すると思います。

絵がすごく上手。かつ、主人公の夫が陰陽師なので時々専門的な用語や知識が出てくるのですが、とてもわかり易く説明してくれるのでつまづく事なく読めました。
主人公とその夫はいわゆる契約結婚…ようは仮面夫婦という形で夫婦になったのですが、実際は夫の方は主人公に惚れているというのが良いですね。主人公はそれに全く気づいていないし、夫に恋愛感情を全く抱いていないところも面白いです。
お姑さんが出てきて嫁いびりをしてくるのですが、悪になりきれない根っこが善人なお姑さんなので嫁いびりの内容にほのぼのしました。ピリピリした場面は一切ないので良かったです。
ホラーなシーンは絵がうまいからなかなかに怖くて『うわっ！』とビビってしまったので、わたしのように怖いのが苦手な人は注意が必要です。

すっきりした綺麗な絵なのに出てくるキャラクターに愛嬌があってユニークです。
これからの展開が気になります。

いつも定期的に陰陽師ブームがくるけれどこの陰陽師という職業自体がそもそもよくわからないからマンガの設定として、なぞなぞなぞ。

絵がきれいでストーリーもテンポよく進んでいくので読みやすいです。たくさんの謎があり、それが解決していくのは読んでいて気持ち良いです。