｢ベイカーベイカーパラドクス｣のレビュー・感想

ロッカバイディアで暮田マキネ先生のファンになって、2冊目です。
ロッカバイは、何度も何度も泣きながら読み返したけど、こちらは好みじゃなかった…。
血の繋がった兄弟モノって苦手なので。
にーにの忘れてしまった想いとか、臣の気付いた時には忘れられてしまって、ぶつけ所の無い想いとか、めちゃくちゃ切ないんですけど。
後半にーにが倒れてからの展開が、どう解釈していいのか分かんないのが、残念。

始めにーにがバカすぎて読むの辛かった。だんだんその理由が分かってきて、十亀兄弟の置かれている状況とか、家庭環境とかが酷くて、また別の辛さがあった。でもめちゃくちゃ面白かった！！名取が出てきてからが私内で最高に盛り上がった。ベッドで、頭の中に仕舞われたにーに達が語り合うシーンに切きゅん。ただ、ヤマにはバレてるけど、臣にはまだ前のままでいようとするにーにの意味がわからない。これは私の読解力の低さのせいかな。難しい。