リンゴさん
5.0
タイトルに筆者の叫びが伝わる。
筆者の壮絶な(壮絶って言葉でも足りない)体験を、本気で心の底から美化する事なく、誤魔化しも一切無く吐き出した作品です。
虐待事件が後を経たない現在の日本、筆者の『虐待が無い世の中になって欲しい』と言う願いが痛い程伝わってきます。
筆者が父親の幼少期について知るシーンがありますが、いくら自身が昔虐待されていたとしても、子どもにしてみたら『気の毒だ、だが知ったこっちゃねぇ!』と思うのは当然。
母親だっていくらでも逃げれたはず、だけど子どもより父親を取った。子どもに軽蔑されて当然。
これは現在の虐待事件でも言える事ですが、加害者である親は必ずと言っていい程『被害者ヅラ』するんですよね。
『辛かった、怖かった、しょうがなかった。』気の毒だとは思いますが、だからと言って子どもを虐げていい理由はどこにもありません。
いろいろな世代の人に読んでもらいたい一冊です。『子どもを虐待しているかも』と思っている人は特に。
虐待事件が後を経たない現在の日本、筆者の『虐待が無い世の中になって欲しい』と言う願いが痛い程伝わってきます。
筆者が父親の幼少期について知るシーンがありますが、いくら自身が昔虐待されていたとしても、子どもにしてみたら『気の毒だ、だが知ったこっちゃねぇ!』と思うのは当然。
母親だっていくらでも逃げれたはず、だけど子どもより父親を取った。子どもに軽蔑されて当然。
これは現在の虐待事件でも言える事ですが、加害者である親は必ずと言っていい程『被害者ヅラ』するんですよね。
『辛かった、怖かった、しょうがなかった。』気の毒だとは思いますが、だからと言って子どもを虐げていい理由はどこにもありません。
いろいろな世代の人に読んでもらいたい一冊です。『子どもを虐待しているかも』と思っている人は特に。
2020/03/07