文句なしの幸せオメガバース
オメガバースものはΩにとって苦しい、悲しい、理不尽な境遇がつきまとうし、その苦労の果て、絶対的運命αや理解者βの存在によって辿り着く安寧みたいなのが醍醐味でもありますが
このシリーズは、その安寧のさらに先、しっかり幸せになった姿を描いてくれてて大好きな作品です。
オメガバとしては番うまでの不安定な関係からくる悲喜こもごもが最大の見せ場だとは思うのですが、それを一通り終えた1巻以降も、Ωの可愛さと芯の強さ、αのスパダリぶり、子どもたちの可愛さなどで全く飽きさせません。
普段甘々なスパダリのαが、自分のΩを守りたくて見せる強いα性。
そんなαに守られて社会の中では穏やかに強く、唯一の番の前でたけはトロトロなっていくΩ。
αとΩどっちの視点から見ても、理性から本能へシフトする瞬間のエロ、それを描くのが本当に上手!
理想のオメガバがここにある!