｢酔うと化け物になる父がつらい【分冊版】｣のレビュー・感想

かわいらしい絵で、幼少時代からの辛かった出来事が描かれていました。
現在進行系ではなく最後はきちんと終っている作品なので、作者さんの気持ちに区切りが付いていますように。

そんな家庭は意外とあるのです。
普通の家族で普通に育った人とそうではない人、人生の重みが違います。
思春期くらいには仮面をつけて明るくすごして、家のことも自分のことも精一杯頑張って。社会人になって親と同じくらいになった頃、親の行ってきた行動に、自分の育てられ方に、疑問や不満や後悔や…なんとも言えない気持ちが生まれます。
平和しかしらない、汚い大人をしらない、苦しんでいる子供をしらない、そんな人にも読んで貰いたい作品です。

なぜ？こんな話を描いたのだろう？
何も面白くもないし…

うちの父親も酔うと、だらしなくて…
思い出したくもない。


読まなきゃ良かった。