｢あしたあさってそれからいつか｣のレビュー・感想

終始ゆったりしたお話かと思いきや十分にハラハラする展開もあって読みごたえあり。
一度突き放したものの東京まで追っかけて行くところは拍手喝采。友人も理解ある人ばかりでホッとした。
購入して良かった。

いちかわ先生のお話はどれも読み終わったら気持ちがぽかぽかするなぁ。これはその最たるものでした。

言葉にならない｢会いたかった｣がもう
涙か出すぎて目が腫れた...。
会社でお昼休みに読まなくてよかったよ～(笑)

はぁぁぁ。いちかわ先生ってどうして
こんなに心情を描くのがうまいんだろう...。

そして登場人物があたたかくて、
じんわりと優しく沁みてくる。

いちかわ先生のタイトルのつけ方も好き。
駿介が戻ってきた後のお話も読みたいな。

きっとぼくら〜のわちゃわちゃDKは微妙だと思って、でもただいまおかえりシリーズは大好きなので、読んでみたら、存外良かった。
ほぼ受け目線だったから、攻め目線が欲しいところではあったけども。
攻め目線と、黒田スピンオフが欲しいところ。

冬の海みたいに飲み込まれそうなシリアスな展開からの会いたかった、はギュンとする。
親父は気付いてるんだよね、きっと。
なんだかんだ過去が過去なだけで、幸せな空間で生きてることには変わりない。