｢僕らはなんども恋をする｣のレビュー・感想

大好きな人が何度も死んでしまうシーンに会うのはとても耐えられないと思うのに一成は萬を救ける為に何度も何度も身を投げる。
「好き」と言葉には出来ない性格だがその行動に全てが表されていると思う。
涙が溢れてしまった！
何度も読み返しても泣ける。
その先は必ず、幸せになってるといいなぁ！

キレイなお話、かな。

最初のほうは、萬といっちゃんの区別がつかない
カットがあって、今ひとつ入り込めなかったけど
途中からそんなこと気にしてる場合じゃなくて(笑)
も～う涙ボロボロで大変だった...。

いっちゃんが自分のエゴだと思いながらも
萬の居ない未来は選択できないと
張り裂けそうな想いで何度も何度も飛ぶところと
萬が助かったのか、自分の選択が正しかったのか
分からない状態で、萬のいない日常を
寂しくないと言い聞かせてるところ
めちゃくちゃ泣けた...(つд；*)

でもハッピーエンドでよかった～！！

いっちゃんの選択は間違ってなかったよ～と
大声で叫びながらハグしてあげたい！(笑)

絵もストーリーも台詞も二人の愛も(とくに一成の愛)、とにかく感情が詩的で、何もかもが美しかった。

あんじ先生のパリピみたいな漫画も好きだけど、今回のはもっと好き。
主人公の必死な姿に涙。
書き下ろしの最後の台詞、素敵！
～この世界を愛し続けよう、そう思えるような自分に変わったから、運命も変えられたのかな。

タワーから飛び降りるシーンから ホント泣けちゃって。
もしかして 失敗して自分が死んじゃうかもしれなのに よく飛び降りたなって。
そして、成功(事故を阻止)しても その後の 長い孤独！
強い愛がなければ とても無理です。

タイムトラベルもの好き！そして萬好き！いっちゃんも自分のホントの気持ちに気付いて、頑張ったね！ホント頑張ったよ。いっちゃんいい男になった！

うーん、二番煎じ感は否めない。
絵はキレーだし、感情が読み易くて、ストーリー自体は読みやすいです。
ハピエンにするとストーリーがありきたりになってしまうのが勿体ない。流し読み。
1巻だけでなくもっと長くとって、謎のおじさんとの対決？とか最後の萬に恋人がいたりとかもっと高い壁も見てみたかった