マンガを訪ねて三万冊、読んだ書店員・平手35歳読書のお時間ですスタッフ
頭の切れる主人公・整が、ひたすら自分の意見を言っているだけなのに、そのセリフが妙に納得してしまう、不思議な非日常系ミステリー!
巨匠・田村由美の世界観がふんだんにつまった、1巻にして既に名作が保証されたような一作☆気づけば整の髪型に愛着が湧いてくるかも!?
飄々としていてつかみ所ない大学生、久能整。
ある日、楽しくカレーを作っていただけの彼に、唐突に殺人の容疑がかけられます。
事情聴取をされるうちに追い込まれていくように見える整。
ところがそこからが面目躍如。整の魔法のような分析が、事件の真相を明らかにしていきます。
安楽椅子探偵ならぬ取調室探偵?
少女マンガ史上に残る超大作『7SEEDS』を完結させた作者が挑む新作は、早くも今年のベスト候補に挙げられるほどのおもしろさ。
今のうちにチェックを!
マンガサロン『トリガー』店長 マンガコンシェルジュ兎来スペシャリスト
少女マンガ史に残る金字塔の『BASARA』に続いて大傑作。
SF『7SEEDS』を完結させた田村由美先生が、新たに始めた作品がこちら。
主人公の大学生・整(ととのう)は見た目も性格も非常にクセのある青年で、様々な事件に巻き込まれる彼の独特の口上と推理が病みつきになる面白さ。
「マンガはキャラクター」とよく言われますが、田村先生はまた一人秀逸なキャラを生み出してしまったなぁと唸らざるを得ない作品です。