IT系会社勤務のプログラマー・福岡34歳読書のお時間ですスタッフ
インターネットは、今では欠かせない存在となっており、それはいい意味でも悪い意味でも、つまり必要悪な存在となっている。そんな必要悪の世界で送る、サイバーテロの物語。
しかしこのマンガの真髄は、ただのサイバーテロを引き起こすことではなく、「どうしてこのような奇行に及んでしまったのか」という趣旨背景が組み込まれた情景。
そして、衝撃のラストを見逃すな。
ふれあい広場で動物に逃げられる理不尽系OL37歳読書のお時間ですスタッフ
社会に一石を投じたマンガとも言われるほど、鋭い角度から日本の闇に切り込んだ内容で、映画化されたのも納得の作品です。まさにダークヒーローというキャッチフレーズがピッタリな主人公ですが、意外とあっさりラストを迎えるのもまたヒーローっぽくて女心をくすぐります。緻密な頭脳戦というわけではありませんが、最初から最後までが全て計算通りだったと思うと少しゾッとします。
「最後まで」が何を指すのかはあなたの目で確かめてみてください。
ワーカホリックで婚期迷走中NIKO43歳読書のお時間ですスタッフ
どうして、人生を転がり落ちるのはこんなに簡単なんでしょうか。この物語は、「頑張ってるけど底辺な男」がたった一つの目的のためだけに「犯罪者」にまで堕ちてしまうお話です。犯罪者、正義ぶって犯罪者を断罪する評論家、犯罪者を応援するバカ、正義を貫こうとする警察…全員正しいようにも見えるし、間違いにも見える。でも、誰も悪くないんじゃないか?ちくしょう、社会が悪いんだ!思わずそう叫びたくなるマンガです。
こじらせ恋愛難民Ryoko40歳読書のお時間ですスタッフ
マンガ喫茶の狭い部屋の片隅から、犯行予告をする男がいる。彼はなぜ犯罪の予告を行うのか?次々と起こる事件に、ネットはお祭り騒ぎになり、予告犯はカリスマに祭り上げられていく。
伏線のはり方も絶妙で、そうだったのか!と終始納得感があるのが◎。
犯行の動機が明らかになるにつれ、身につまされるというか…決して他人事ではないと感じられ、胸がザワザワする作品でした。